求人一覧
全1件中 1件目
代表の松本です。私は寿司屋で10年間修行をし、1984年10月、福島県双葉郡浪江町に念願のお店として「寿し松」をオープンさせました。
開店以来、ありがたいことに地元の人々に親しまれ、1997年には福島県双葉郡富岡町に2店目となる富岡店をオープン、2007年には浪江本店をリニューアルオープンさせてまいりました。地元密着のお寿司屋として順風満帆に営業を続けてまいりました。
そして2011年3月11日に東日本大震災が起こりました。当店を襲ったのは地震の揺れや津波ではなく、福島第一原子力発電所事故でした。浪江本店、富岡店ともに福島第一原発から10km圏内に位置していたため、その場所で営業することはもちろん、立ち入ることも制限されてしまいました。現在も店はあの日のまま残っていますがいまだにその場所で寿司を握ることができません。
ただ、それで寿司への熱い気持ちを途切れさせず、震災発生から1年が経過した2012年4月、当時都内の和食料理店で働いていた息子の武士と共に、浪江にかわる新たな新天地探しに動き出しました。様々なリサーチを行い、2012年11月10日、茨城県つくば市に「二代目 寿し松」をオープンさせて頂くことになりました。
全く勝手の違う新たな場所でお店を始めるとなると様々な不安がもちろんありました。ただ、2013年に千葉県幕張で行われた「World Sushi Cup Japan, Chiba TokyoBay」という寿司職人の世界一を決める大会(世界13ヶ国から18人の若手寿司職人が出場)で、店長の松本武士が優秀賞を獲得。その受賞が話題を呼び、オープンから順調にお客様に足を運んでいただくようになり、週末には、地元福島からも懐かしい常連さんが食べに来てくだいました。
元々の浪江町で寿司を握りたいというもどかしい気持ちはありますが、新たなところで店を始めるというのはある意味チャンスでもあります。この経験を糧に「寿し松」をさらにより良い店にしたいと考えています。2019年5月にはつくば店から徒歩12分ほどのところに「茶室」も構え、そこではお得意様に向けて座敷寿司の提供など、ワンランク上のサービスを提供していけたらと考えています。茶室を持つ寿司屋というのは珍しいと思いますが、寿司を中心に日本食、日本文化を世界に発信できる場所を、地域やお客様と一緒に作っていけたらと願っています。
「何をお客様は当店に求めているのか」を常に考え、商品・サービスづくりをしていきます。また、お客様のご要望にはできる限りお応えする姿勢を大切にしております。
例えば、「寿司ケーキ」のご要望があり、初めての経験で試行錯誤しながらの作成でしたが、「食べて美味しく」「見た目も華やかに」「お値打ち」を心掛けて、お客様の期待を超えるものをつくることを考え、結果としてお客様には大変喜んでいただきました。日々、そのような仕事をしていくことに当店はこだわっております。
これまでの寿し屋の概念にとらわれず、お客様のニーズに安全で早く商品を提供できるようにスチームコンベクションを始めブラストチラー、真空機など近代的な厨房設備を導入。未経験の方でも安心してスタートできる環境が整っています。
店舗フォトアルバム
会社名 | 株式会社寿し松 |
---|---|
代表者 | 代表取締役社長 松本 武士 |
所在地 | つくば店:茨城県つくば市研究学園4-2-14 B101 本店:浪江町権現堂字下蔵役目3-2 |
設立 | 1987年10月17日 |
資本金 | 1000万円 |
事業内容 | 寿司・割烹料理・慶弔料理の仕出し |
スタッフ構成 | 8名 (社長・女将・板前正社員3名・パート3名) |
会社沿革 | 昭和59年10月 双葉郡浪江町広町に寿し松創業 昭和62年10月 有限会社栄進を資本金500万円で設立 業務拡大により仕出し部設立 昭和63年 厨房と宴会場を増築。1Fに水槽を設置。 平成元年 チルド冷蔵庫、ライスロボ導入で生産性向上。 平成3年 POS導入 平成4年 社内研修及び社外研修派遣を開始。 平成8年 株式会社寿し松に組織、社名変更。 資本金1,000万円に増資。 平成9年10月 福島富岡店オ-プン 平成19年1月 浪江店移転オープン 平成24年11月 つくば市研究学園に原発事故強制避難命令により1年8か月ぶりに「二代目寿し松」として開店。 令和元年9月 代表取締役に松本武士就任 |
全1件中 1件目