当社は創業以来、クレーン車、公共工事、発電所工事、JR工事、高速道路工事、民間工事を双葉郡一円に展開してまいりました。
去る3.11の東日本大震災による原発事故より、いち早く発電所復旧工事に携わっております。今後も故郷双葉郡の復興のために、収束工事、除染工事をはじめとした各種復興関連工事に社命をかけ、力を尽くしてまいります。
2011年3月11日の東日本大震災の時、私は福島第一原子力発電所内で働いていました。おそらくあの頃、福島第一原発付近の住民の方々は、まさか原発によって町が立ち入り禁止に追い込まれるとは考えもつかなかったと思います。私は、日々報道される原発事故のニュースにいても立ってもいられず、避難先から福島に帰ってきて、原発の復旧作業の仕事を受けることを決めました。
震災前、当社の仕事の8割以上が東京電力関係で、定期検査や施設内の足場資材の運搬、耐震化工事等を行ってまいりました。原発事故後、双葉郡楢葉町・広野町にまたがる日本初のサッカー・ナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」には復旧資材が次々と運び込まれ、資材をさばく業者が必要とされていました。そこで、当社は資材を降ろす大型クレーン車を動かす仕事を開始いたしました。「資材一つ一つが多くの人たちのふるさとの復興につながるはず」と信じながら、重機を操作していました。
防護服と全面マスクでの重機操作は非常に暑くて動きにくく、また、見えない放射線について正直怖いなと思うこともありました。ただ、誰かが今この仕事をやらなければいけないのだという思いで復興業務に携わっておりました。
震災当時、当社の本社がある双葉郡浪江町のB級グルメ「なみえ焼そば」のPR団体である「浪江焼麺太国」に所属しており、このブログを更新するのが唯一心安らぐ瞬間でした。本業の傍らで携わりながら、一緒に活動している青年会議所の仲間たちとの絆が深まり、「おまえが原発で頑張っている間、おれたちがなみえ焼そばを守る」というメールをもらったこともありました。この時、どこに移っても、誰もがみんな郷土を思い活動しているんだなということを知りました。
人、仲間、家族、仕事、山、海。全てが揃うことで初めて町を取り戻したことになるのだと思います。自分達が今できることをする。その積み重ねが、いつか必ず復興への大きな力になると信じながら、本業もなみえ焼そばも全力で取り組んでおります。
会社名 | 株式会社伊達重機 |
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所在地 | 本 社:〒979-1504 福島県双葉郡浪江町大字酒田字上原18-7 富岡営業所 :〒979-1151 福島県双葉郡富岡町大字本岡字王塚670 ホテルなみえ:〒970-8026 福島県いわき市平字南町63-1 |
連絡先 | TEL:0240-25-8753(受付時間:平日7:00~17:00) FAX:0240-25-8783 |
事業内容 | ◆クレーンリース業(※保有車:200tクローラ、120tオールテレーン、70t・60t・50t・25t・16t・12tラフテレーン) ◆建設用機械リース業(高所作業車:15m・12m・7mトラック、フォークリフト:3.0t・2.5t・2.0t・1.5t、4tユニック、4t・2tダンプ) ◆一般貨物自動車運送業(保有車:30t・205トレーラー、15t平ボディ、13t・4tユニック、12tセルフ、10t・4t・2tダンプ ※基本的な運送範囲は福島県浜通り・宮城県県南・茨城県県北) ◆廃棄物収集運搬業 ◆自動車リース業 ◆敷鉄板リース業 ◆とび土工工事 ◆基礎・仮設工事(高層鉄骨組立・事故車引揚吊上・重量物機械据付) ◆不動産賃貸業(弊社保有の不動産物件は株式会社ニーズ様に業務委託し管理) ◆ホテル業(HOTELなみえ:シングル39室、ダブル11室、ツイン3室) ◆飲食業(居酒屋経営) |
創業年 | 昭和60年 |
資本金 | 1,000万円 |
役員 | 代表取締役 前司 昭一 専務取締役 前司 昭博 |
従業員数 | 58名 |
許認可 | 建設業許可:福島県知事一般第16300号 運輸業許可:東自貨第464号 レンタカー業許:可福運輸第1413号 産業廃棄物収集運搬業許可:第00705182248号 |
安全管理・サポート体制 | ▼安全管理: HELLO-NETによる機械管理(クレーンの稼働状況、位置情報・保守管理) デジタコによる運行管理・動態管理(安全運転、エコドライブ) ドライブレコーダーによる安全運転意識高揚と防衛運転 アルコールチェック・血圧測定・体温測定(飲酒運転防止と疾病防止) ▼教育管理: 月1の全体教育・部会会議 ▼健康管理: 定期検診・特定検診 ▼放射線防護対策: 電離・除染電離検診・WBC 弊社専用APD装備 弊社専用ガラス管装備 |
掲載開始: 2017年11月08日〜